†A先生
あけましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願い申し上げます。
その後、先生のお身体は如何かな?と案じておりました。
先生の去年秋の検査結果は、転移でないことをまた、悪性リンパ腫でないことを願い、無事でありますようにお祈りいたします†
私たち人間は病や、生活の妨げになるあらゆる障害や、まして、死に関わることには敏感です。
私はこれらに囚われることを如何に乗り越えられるか?考え続けてきました。
囚われることで私自身に生じる心の障害を除きたいと願ってきました。
創世記は”霊・魂”の不滅の神話です。
魂は、人間の肉体に付属する物だと考えています。
しかし、魂にも愛のエネルギーがありますから、肉体から離脱して、あてどなくフラフラ宇宙空間をさ迷い、不安な状態にあるとは思いません。
むしろ、重たい肉体を引きずっていたときより、肉体的不安定な、不自由から解放されて、完全な自由を神から頂けると思っています。
長いメールになりましたが、お詫びかたがた次のエピソードを加えてメールを閉じます。
わたしたちが排水溝から引き上げた男性は、体の半分を虫に食べられるている状態でした。カリガートにある「死を待つ人の家」に連れてくると、彼はこう言いました。「わたしは、これまで道端で獣のように生きてきました。それなのに今愛され、手当てを受け、まるで天使のように死んでいきます。」
彼の体から虫をすべて取り除くと、満面にほほえみをたたえて、こう言いました。「シスター、神様の家に帰ります。」そして、亡くなりました。
誰を恨むでも、何かを比べるでもなく、あのように言うことができる人間の偉大さを見るのは、ほんとうにすばらしいことでした。
これこそ、どんなに物的に貧しいときでも霊的に豊かでいられる人間の偉大さ、と言うことができるでしょう。
マザー・テレサの祷りより。
愛川英雄拝
愛の樹オショチ†