あの賢人、大王と呼ばれた詩人、軍人、政治家、ダビデは、神に、すがり、神の愛と許しと加護を熱心に求めます。
自分の内面に巣食う罪、底知れぬ罪の恐ろしさ根深さに気付いたのです。
彼がもっとも恐れたのは神との断絶でした。
神の祝福、御加護がなければ国家の生存は有り得ないことを、誰よりも深刻に捉えていたのです。
詩人ダビデにして得た、魂のうめき、叫びです。
神を称える詩は、宇宙の根元語だと感じます。
神を称える歌は美しく響きます。
「わたしは心を確かにします。神よ、わたしは心を確かにしてあなたに賛美の歌をうたいます。目覚めよ、わたしの誉れよ目覚めよ、竪琴よ、琴よ。わたしは曙をよびさまそう。」(詩編57:8-9)
詩人ダビデは琴の名手でした。
彼は、イスラエルの初代の王サウルの狂気を鎮めました。
彼の奏でる美しい琴の音で、王は正気に立ち戻ります。
話しは飛びますが、予言者サムエルはベニヤミン族のサウル青年を、王を求める民の声に押され神の指示に従い、王となる按手、神の霊を注ぎます。
少数民族出身ベニヤミン族の青年は新しい心を与えられ神の霊が激しく彼に降り、予言状態になります。
以前から彼を知っていた者は誰もが何が起きたのか驚きました。
人格転換が起きました。