伝説によればパウロは背丈が低くやせていて、ひどい持病に悩まされていたと伝えられています。

私の洗礼名もパウロです。

2000年も前に生きていた、彼に親しみを感じています。

これが実感です。

パウロは、地中海に面したケンクレアの海岸で誓願を立てました。

髪の毛を剃り落とし、その髪の毛を海岸の砂浜に埋めて、キリストの弟子の決意を固め、長い苦難に満ちた伝道(布教)の旅に出ました。

彼の手によりユダヤの一寒村ナザレ村の大工の息子、イエスがキリストとなり、歴史始まって以来の人類救済に立ち上がった、その事実を、聖霊の助けにより世界中に広めたのは、他ならぬパウロでした。

キリストの霊光に射たれて大変貌を遂げた、パウロの波乱万丈の人生は彼の予想外の出来事だったのです。

人間の運命は大きな力、目に見えない力の中で活かされている。

果てしなく広がる大宇宙に、呼べば答えて下さるお方、ご意思が存在するのです。

私観ですが、他の宗教でも、人類救済が本物ならそれを認めても、なんのさしさわりはないはずです!

一神教と言われる、旧約の神エホバ(ヤアヴエ)の掟は、聖なるシナイ山で、モーセが受けた「十戒」に詳しく述べ伝えられていますが、厳しいものてす。

しかしイエス・キリストの出現で変化しました。

厳しい掟、律法一点ばりのユダヤに「愛、許し救い」の、福音をもたらしたのです。

当然既成権力にあぐらをかき傲慢、不遜に振る舞い、聖なる神殿で商いをさせ、不正と汚濁の中にどっぷり浸り切っていた、当時の大祭司、司祭たちには、キリストは脅威の対象、絶対殺さなければならない大敵でした。

暗殺も密かに謀られたと思います。

しかし神のみ心により天から地上に姿を現した、キリストに立ち向かう手段を持ち得なかった彼がが考えたことは卑劣極まりないものでした。

キリストの12人の弟子の中で、会計係のユダに目をつけ裏切り行為を画策しました。

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