政府は、1月15日、薬害C型肝炎訴訟の全国原告団との間で、和解への合意書を締結した。


 しかし、カルテがないため、薬害肝炎被害救済弁護団へも入れない肝炎患者は、全国に多数いるものと思われる。

 

 C型肝炎患者は、肝炎、慢性肝炎、肝硬変、さらに肝がんへと進行するといわれている。


 私の場合、まさにこれに該当する。平成2年3月肺がん(疑い)のため、公立の病院で入院手術を受け、右肺の3分の1を摘出された。


 平成4年10月極度の体調不良におちいり、市内の開業病院へ入院し、HCV抗体血液検査を受け、その結果、陽性でC型肝炎が判明した。更に、平成13年1月同病院でHCV−RNA300アンプリコア検査を受け、慢性肝炎の診断がでた。


 その後、肝硬変さらに肝がんへと進行し、平成16年から4度の肝がんが発癌し、入院治療を余儀なくしている。毎日が爆弾を抱えての日々である。

当該公立病院へ当時のカルテを請求したが、カルテの保存は5年であり保存されていないという。


 すでに5年以上を経過している私には、なす術がない。患者自身は、フィブリノゲン製剤を投与されていること自体知るよしもない、俎の鯉であり、カルテがない肝炎患者の悲劇でもある。


 政府は、和解が成立したとはいえ、これで一件落着で幕引きにされないよう願いたい。


 他面肝がん再発を抑制する新薬の開発が焦眉の急であり、一日でも早く肝炎患者への光明を期待している。


平成20年2月3日 東京都町田市 山室弘 81歳

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