アメリカ滞在中のエリエゼール・パスクア主教より、テキサス州ヒューストンにある、ヒューストン三位一体合同メソジスト教会のサルバドール・ラミレス牧師による説教で、愛の樹、および「愛の樹」のマグナカルタが言及されました。その翻訳の抜粋をお届けします(1月31日)。パスクア主教からのメールも合わせてお読みください(2月3日追記)。


2011年1月23日(日)
「アイノキ(愛の樹)」
サルバドール・ラミレス

本日は全キリスト教会統一の聖日です。

教派や背景を越え、全てのキリスト教会が一つになって祈る1週間です。

主イエスご自身が祈られたように。「わたしは彼らのためばかりではなく、彼らの言葉を聞いてわたしを信じている人々のためにも、お願いいたします。…それは、みんなの者が一つとなるためであります」
(ヨハネ17:20〜21)

神は、この世をたいへんに愛され、その一人子イエス・キリストの弟子たち、そして彼らに続く者たちに、全人類に愛と救いの福音を述べ伝えよ、と呼び掛け続けておられます。このことはまさに教会一致主義、全宗教間協力推進主義なのです。

さて、福音書には、イエスの最初の弟子たちのことが書かれ、そこから続く、皆様と私を含む今に至る、後の弟子たちに起こることが明らかにされているのです。

イエスは、弟子を探すために、整えられた所ではなく、傷つき泣き叫ぶ人々のざわめく町に行き、その人たちの生活の中に入り込んで行ったのです。愛と労働で結び付いている人々を思っておられたのです。

そこで漁師のヤコブとヨハネ兄弟、ペテロとアンデレ兄弟に話し掛けます。
彼らは呼び掛けられるのにふさわしい者ではなく、むしろ反対です。この上なく弱い者たちであるがゆえに、キリストの力が顕れるのです。

最初からふさわしい者ではなく、ただキリストの呼び掛けに応じた、そのことで、新たな生命体に変えられるのです。
魚を捕る漁師が人間をとる漁師に変えられるのです。

ここで私は『人類のための「愛の樹」のマグナカルタ』を思います。昨年、パスクア主教がこの教会を訪れた際に渡してくれた小冊子で、彼の日本の信仰の友からのものです。「愛の樹」グループ愛の会は、日本の中井町松本にある、非常に献身的なクリスチャンたちの小さなグループです。

「愛の樹」グループ愛の会とは、彼らの信仰を示す隠喩であり、人類のための愛の樹なのです。ところで「アイノキ」とは「樹」のことです。

彼らの言葉に耳を傾けて下さい。

「愛の樹」は荒野に立ち、深く大地に根を張り、葉を豊かに繁らせ、すべての生命をいつくしみ、育む。その力の源は上より賜る。

ここから、このグループは5つの誓いで成る短い祈りを唱和します。
その誓いとは、

「祈り・ふれあい・5つの誓」
一、「愛の樹」は、助け合い、苦しみを分かち合う家族である。
一、「愛の樹」は、決して人を裁かない。友の苦しみを共有する。
一、「愛の樹」は、個人の尊厳を大切にし、プライバシーを固く守る。
一、「愛の樹」は、個性を大切にし、創造に向かって日々前進する。
一、「愛の樹」は、人類に奉仕する。

これは、イエスの最初の弟子たち、そして彼らに続く、全ての弟子たちが、人類に奉仕する使命と任務を与えられていることと呼応します。

先の2組の兄弟ペテロとアンデレ、ヤコブとヨハネは、弟子になるや否や福音の伝道者となりました。

つまり、イエスは、「わたしについてきなさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう」(マタイ4:19)と私たちに言い続けておられるのです。

生きることは息をすること、であるように、キリストに従うことは人類に奉仕することです。人類とは全ての人です。伝道によっても、また教会一致主義運動や全宗教間協力推進主義運動によっても、行っていくことです。

あなたや私のようなクリスチャンは、このことを遂行する任務があります。それこそがキリストに従うことです。
我々の置かれた様々な状況のいずれも、キリストに従う障害にはなりません。キリストはこれらをご存知で我々に呼び掛けられているのです。

ふさわしい能力が欠けていることも、何の障害にもなりません。キリストは我々に呼びかけられたと同時に、必要は全て備えて下さり、彼に従うことを可能にして下さっているのです。

これこそが全宗教間協力推進主義運動です。

日本の「愛の樹」グループ愛の会が信仰告白しているように、私たちは、人類に奉仕するために、神から呼び掛けられたのです。

この神の呼び掛けに真実でありましょう。そのことが、創造の主を、愛と救いの神を、そして人類のために命を犠牲にされた救い主を、真に高め崇めることなのです。

以上



エリエゼール・パスクア主教のメールより

オショチと和子さんへ

郵便で送った書類が着いたとの事安心しました。評価して下さりありがとうございます。
添付ファイルで2つの資料を送ります。ちゃんと添付出来ていますように。

1つは、UCCPについての動画配信「UCCPに起きた無法殺人に関して」です。英語字幕がなくて申し訳ないです。

もう1つは、ヒューストンの三位一体合同メソジスト教会のサルバドール・ラミレス牧師の説教内容です。「アイノキ」のタイトルで愛の樹のマグナカルタに言及しています。

実に「アイノキ」と言うと、タガログ語の「AyNaku!」のように聞こえるのです。
これは、不思議な素晴らしさ、何か荘厳壮大なことへの称賛の喝采の意味です。

この2つの添付資料が、皆様の耳と目に届きますように願います。

さて、私の予定ですが、2月2日に列車でサクラメントに向けて出発し、4日に到着、UCCPの友人同僚でありアメリカ長老派教会のパートナーであるラリー・エメリー牧師のデスペディダ活動に参加します
(despedidaはスペイン語で別れの意、詳細は不明)

その後、別の友人から前々から招待されていたロサンゼルスに向かうことになりそうです。
共に、今後の私の伝道、またその基礎となる教会のきっかけを得るための、良い機会になると思います。

どうかこの旅の全行程が導かれますように、祈っていただきたくお願いします。

ところで、「愛の樹」のマグナカルタを送っていただきたい所を5件書き出します。1か所に20から25冊で充分です。

ダイオニト・R・タニオン牧師
アジアン・アメリカン・エキュメニカル教会
ニュージャージー州クレスキル

J・C・コンパナノ牧師
ウェスレー合同メソジスト教会
イリノイ州オーロラ

サルバドール・ラミレス牧師
ヒューストン三位一体合同メソジスト教会
テキサス州ヒューストン

マシュー・ラング牧師
イリノイ州シカゴ

レイ・R・マンギアット氏
カリフォルニア州モンクレア

この他にもありますが、先ずは彼らから始めます。シカゴ近辺では、既に何人かと接点を得ています。

イエスの御名によって、皆様全員の上に、祝福と平安がありますように祈ります。

平安のうちに

エリさん


この記事へのコメント

パスクワ様を通して、本当に人々が救われるキリスト教を広めていただいて世界が平和になったらと思います。孤独な方々に解放してくださるような教会が本当の教会だと思います。愛は誰もが望むものなのに人を愛するのは自分優先の気持ちが働いて難しいです。

OM