創世記

−ヨセフのしあわせ−

このときヨセフは、三十歳でした。ヨセフは王のもとをはなれ、エジプトのくにじゅうを見てまわりました。七年の豊作のあいだ、地には作物がたくさんできました。ヨセフは、この七年のあいだに、穀物をたくさん集め、ためておきました。それはとてもたくさんで、はかることができないほどでした。

ヨセフと、妻アセナテとのあいだに、マナセとエフライムのふたりの息子が生まれました。兄マナセの名まえは、 「わたしの苦しみと、わたしの父の家のすべてのことを、わすれさせてくださったから」といういみです。

また、エフライムというのは、「神が、わたしをなやみの地で、りっぱなものにしてくださったから」といういみです。

こうして、エジプトの地に豊作の七年がおわり、ヨセフの言ったとおり、不作の七年がはじまりました。どこのくにもみんな、ききんにおそわれましたが、エジプトだけには、たべものがありました。

そのうちに、エジプトにも、たべものがなくなったとき、人びとは、王にパンをくださいと、たのみました。すると王は、「ヨセフのところへ行くように」と言いました。

ききんは、世界じゅうにひろがりましたので、ヨセフは、穀物をいれた倉庫をみんなひらいて、エジプト人にたべものを売ってやりました。

また、このききんは、ほかのくにでは、もっとひどかったので、ほかのくにからも、たべものを買いにくる人が、たくさんありました。

(つづく)

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