エリフは更に言葉を続けた。

待て、もう少しわたしに話させてくれ。
神について言うべきことがまだある。

遠くまで及ぶわたしの考えを述べて
わたしの造り主が正しいということを示そう。

まことにわたしの言うことに偽りはない。
完全な知識を持つ方をあなたに示そう。

まことに神は力強く、たゆむことなく
力強く、知恵に満ちておられる。

神に逆らう者を生かしてはおかず
貧しい人に正しい裁きをしてくださる。

神に従う人から目を離すことなく
王者と共に座につかせ
とこしえに、彼らを高められる。

捕われの身となって足枷をはめられ
苦悩の縄に縛られている人があれば

その行いを指摘し
その罪の重さを指し示される。

その耳を開いて戒め
悪い行いを改めるように諭される。

もし、これに耳を傾けて従うなら
彼らはその日々を幸いのうちに
年月を恵みのうちに全うすることができる。

しかし、これに耳を傾けなければ
死の川を渡り、愚か者のまま息絶える。

神を無視する心を持つ者は

 鎖につながれていても
怒りに燃え、助けを求めようとしない。

彼らの魂は若いうちに死を迎え
命は神殿男娼のように短い。

神は貧しい人をその貧苦を通して救い出し
苦悩の中で耳を開いてくださる。

神はあなたにも
 苦難の中から出ようとする気持を与え

苦難に代えて広い所でくつろがせ
あなたのために食卓を整え

豊かな食べ物を備えてくださるのだ。

あなたが罪人の受ける刑に服するなら
裁きの正しさが保たれるだろう。

だから注意せよ
 富の力に惑わされないように。

身代金が十分あるからといって
 道を誤らないように。

苦難を経なければ、どんなに叫んでも
力を尽くしても、それは役に立たない。

夜をあえぎ求めるな。
人々がその場で消え去らねばならない夜を。

警戒せよ
 悪い行いに顔を向けないように。

苦悩によって試されているのは
 まさにこのためなのだ。

まことに神は力に秀でている。
神のような教師があるだろうか。

誰が神の道を見張り
「あなたのすることは悪い」と言えようか。

世の人は神の御業に賛美の歌をうたう。

あなたも心して、ほめたたえよ。

人は皆、御業を仰ぎ
はるかかなたから望み見ている。

まことに神は偉大、神を知ることはできず
その齢を数えることもできない。

神は水滴を御もとに集め
霧のような雨を降らす。

雲は雨となって滴り
多くの人の上に降り注ぐ。

どのように雨雲が広がり
神の仮庵が雷鳴をとどろかせるかを
 悟りうる者があろうか。

神はその上に光を放ち
海の根を覆われる。

それによって諸国の民を治め
豊かに食べ物を与えられる。

神は御手に稲妻の光をまとい
的を定め、それに指令し

御自分の思いを表される。

悪に対する激しい怒りを。

(ヨブ記 第36章)

続きます。

愛の樹オショチ†

ジェラール・セーガース「忍耐強いヨブ」 (17世紀中期)

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