シラ書17:1〜32

    人間の創造と賜物の賦与
主は、人間を土から造られ、
再び、土に帰される。
主は、彼らに一定の寿命を与え、
地上のものを治める権能を授けられた。
主は、御自分と同じような力を彼らに帯びさせ、
御自分に似せて彼らを造られた。
主は、すべての生き物に、
    人間への恐れを植え付け、
こうして、人間に獣や鳥を支配させられた。
〔人間は、主の五つの能力を使うことを許された。
主は、六番目として、彼らに知性を分け与え、
七番目として、それらの能力を解釈する理性を
    授けられた。〕
主は、彼らに、判断力と舌と目を与え、
耳と、よく考えるための心とを授けられた。
主は、悟りをもたらす知識で彼らを満たし、
善と悪との区別を示された。
主は、彼らの心に、
    御自分への畏れを植え付けられた。
彼らに、御業の偉大さを示すためであった。
〔そして、くすしき御業を代々誇ることを
    人々に許された。〕
彼らは、御業の偉大さを宣べ伝え、
聖なる御名をほめたたえる。
主は、彼らに知識を授け、
命をもたらす律法を受け継がせられた。
〔今のままでは、死すべき者であることを、
    彼らが悟るために。〕
主は、彼らと永遠の契約を結び、
御自分の裁きを示された。
彼らの目は、主の大いなる栄光を見、
彼らの耳は、主の厳かな御声を聞いた。
主は言われた。「あらゆる不正を警戒せよ。」
そして、隣人に対する掟を各自に授けられた。

    神の裁き
人間の歩みは、常に、主の前にあらわであり、
主の目を逃れることはできない。
〔彼らの歩みは、若いときから悪に傾き、
石の心を変えて、
血の通う心にすることができなかった。
全地を国々に分割されたとき、〕
主は、それぞれの国に、為政者を置かれた。
だが、イスラエルは御自身の割り当てとされた。
〔主は、イスラエルを長子として鍛え上げ、
愛の光を分かち与え、
    見捨てることはなさらない。〕
人々の行いは、主の前に
    太陽のようにあらわであり、
主の目は、絶えず彼らの歩みに注がれている。
彼らの不正は、主から隠されることなく、
そのすべての罪は、主の前にあらわである。
〔しかし、主は情け深く、
    お造りになったすべてのものをみそなわし、
見捨てたり、見殺しにしたりはせず、
    大切に慈しまれる。〕
人の行う施しは、
    主にとって、印章のように貴重であり、
人の親切を、
    主は、御自分の瞳のように大事にされる。
〔主は、御自分の息子や娘たちに、
    悔い改めの心を分かち与えられる。〕
最後に、主は、立ち上がって人々を裁き、
行いに応じた報いを彼らの頭上に下される。
悔い改める者には、立ち帰る道を開き、
耐える力を失った者を励まされる。

    主に立ち帰れ
主に立ち帰り、罪から離れよ。
御前で祈り、罪を犯す機会を遠ざけよ。
いと高き方に立ち戻り、不正に背を向けよ。
〔主御自身が、お前を闇から救いの光に
    導いてくださるから。〕
忌まわしいものを憎みに憎め。
陰府で、だれがいと高き方を賛美するだろうか。
生きている者と違って、
    だれが感謝の言葉をささげるだろうか。
死んで、もはや存在しない人からは、
    感謝の言葉も消えうせる。
生きていて健やかなときにこそ、
    人は主を賛美する。
なんと偉大なことか、主の憐れみと、
立ち帰る者への贖いとは。
人は、何でもできるわけではない。
人の子は不死身ではないのだから。
太陽よりも光輝くものがあるだろうか。
    しかし、この太陽でさえ欠けるのだ。
まして、血と肉である人間は、
    悪しき思いを抱く。
主は、いと高き天の軍勢を観閲される。
人間は皆、土くれと灰にすぎない。

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