シラ書13:1〜26

    金持ちとのつきあい

やにに触れば、手が汚れる。
高慢な人と交われば、
    高慢な人間になる。

手に余る重い 物を持ち上げるな。
お前よりも力や金のある者と交わるな。
土鍋が鉄鍋とどうして仲間になれようか。
土鍋は鉄鍋にぶつかると砕けてしまう。

金持ちは不正 を働きながら、しかも、脅迫する。
貧乏な人は不正を受けながら、
    しかも、わびなければならない。

金持ちは、お前が役に立つかぎり、利用するが、
お前が困っているときは、見捨ててしまう。

お前に財産が あると、親しげに寄って来て、
お前の財産を使い果たしても、平然としている。

お前を必要と するときには、お前をだまし、
ほほ笑みかけて、希望を持たせ、
うまい言葉を並べ立てて、
「お役に立つことはありませんか」と言う。

そして、ごちそうを振る舞って、お前を恐縮させ、
今度は二度も三度も搾り取り、
最後には、お前をあざ笑う。
その後は、会っても知らぬ振りをし、
お前を無視して、 顔を背ける。

用心せよ。だまされることのないように。
自分の愚かさで落ちぶれることのないように。

    権力者とのつきあい

権力者に招待されたら、一応遠慮せよ。
そうすれば、ますます招いてくれるだろう。

深入りするな。深入りするとはねつけられる。
だが、遠ざかっていてもいけない。
    忘れられてしまうから。

彼と対等に話ができるなどと、思い上がるな。
彼が多くの言葉をかけてくれたからといって、
    いい気になるな。
はずむ話は、お を試すためであり、
ほほ笑みながらもお前を探っているのだ。

彼は打ち明け話を心にとどめず、
    情けを知らず、
虐待したり投獄したりすることを意に介さない。

お前は、自分の秘密を守り、よくよく用心せよ。
極めて危ない橋を渡っているのだから。

〔これらのことを聞いたら、眠りから目を覚ませ。
生涯、主を愛せよ。
主に呼びかけて、救いを求めよ。〕

    金持ちと貧しい人

生き物はすべて、その同類を愛し、
人間もすべて、自分に近い者を愛する。

すべての生物は類をもって群れ集まり、
人間も、自分に似た者と固く結び付く。

狼と小羊とがどうして共存できようか。
罪人と信仰深い人もこれと同じである。

ハイエナと犬は、どうして仲良くできようか。
金持ちと貧しい者が、どうして和を保ちえよう。

荒れ野のろばが、獅子の餌食となり、
貧乏な人は、金持ちに食い荒らされる牧草となる。

高慢な人にとって、謙遜が忌まわしいように、
金持ちにとって、貧乏な者は忌まわしい。

金持ちがよろめくと、友人が支えてくれる。
身分の卑しい人が倒れると、
    友人でさえ突き放す。

金持ちがしくじると、多くの人が助けてくれ、
言語道断なことを口にしても、かばってくれる。
身分の卑しい者がしくじると、人 々は非難し、
道理に合ったことを話しても、相手にしない。

金持ちが話すと、皆静かになり、
その話したことを雲の上まで持ち上げる。
貧乏な人が話すと、「こいつは何者だ」と言い、
彼がつまずけば、これ幸いと引き倒す。

富は、罪に汚れていなければ、善である。
貧乏が悪であるとは、
    不信仰な人の言うことである。

    人の顔つき

心の状態で、人の顔つきは変わる。
うれしい顔にもなれば、悲しい顔にもなる。

晴れやかな顔は、良い心の表れである。
それにしても、格言作りは、骨が折れる。

おすすめ記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA