シラ書10:1~18

  統治者について

知恵ある統治者は、その民を教育し、
聡明な人の政治は、秩序あるものとなる。

公務に携わる人たちは、民の統治者に倣い、
町の住民は皆、その首長に倣う。

教養に欠けた王は、その民を滅ぼし、
実権を握る者の聡明さは、町を立派に築く。

この世の主権は、主の御手にある。
主は、時に応じて、ふさわしい人物を起こされる。

人の成功は、主の御手にある。
立法者に栄誉を授けるのも、主である。

  高慢について

隣人のどんな不正な仕打ちにも、憤りを抱くな。
また、決して横柄なふるまいをしてはならない。
 
高慢は、主にも人にも嫌われ、
不正は、そのいずれからも非難される。
 
覇権は、民族から民族へと移り行く。
その原因は、不正と傲慢と富である。
〔金銭欲の強い者こそ、最も不法な者だ。
彼は、全く守銭奴になりきってしまう。〕

土くれや灰にすぎぬ身で、なぜ思い上がるのか。
だからわたしは、彼のはらわたを、
  生きているときに、つかみ出してやった。
 
長患いは、医者の手に負えず、
今日、王であっても、明日は命を奪われる。
 
人は死んでしまうと、すべてを失い、
爬虫類と野獣と蛆虫の餌食になるだけだ。

高慢の初めは、主から離れること、
人の心がその造り主から離れることである。
 
高慢の初めは、罪である。高慢であり続ける者は、
  忌まわしい悪事を雨のように降らす。
それゆえ、主は想像を絶する罰を下し、
彼らを滅ぼし尽くされた。

主は、支配者たちをその王座から降ろし、
代わりに、謙遜な人をその座につけられた。

主は、諸国民を根こそぎにし、
代わりに、身分の低い人々を植え付けられた。
 
主は、諸国民の領土を覆し、
地の基まで破壊された。

主は、ある人々を取り除いて打ち滅ぼし、
彼らについての記憶を地上から消し去られた。
 
人間は、高慢であってはならず、
女から生まれた者は、
  激しい憤りを抱いてはならないのだ。

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