シラ書9:1~18

 女性について

愛する妻に、やきもちをやくな。
お前を傷つける悪知恵を、彼女に教えるだけだ。
女にうつつを抜かして、
彼女の言いなりになるな。
ふしだらな女に近づくな。
彼女の罠に、はまり込まないともかぎらない。
女の歌い手となじみになるな。
彼女の手中に陥らないともかぎらない。
おとめをじっと見つめるな。
慰謝料を払わされるはめに陥るかもしれない。
娼婦にうつつを抜かすな。
さもないと、財産をつぶしてしまう。
街角に立って辺りを見回すな。
また、町の裏通りを歩き回るな。
見目麗しい女から目をそらせ。
人妻の美しさに見とれるな。
多くの者が女の美しさに惑わされ、
愛欲を火のように燃え上がらせる。
結婚した女とは同席するな。
また、彼女と酒を酌み交わして、楽しむな。
心が彼女に奪われ、
愛欲にたぎる血で身を滅ぼさないともかぎらない。

  人間関係
古くからの友人をなおざりにするな。
彼は、新しい友人に、はるかにまさる。
新しい友は、新しいぶどう酒。
古くなるほど、味わい深く飲めるのだ。
罪人の成功をねたむな。
彼にどんな破滅が待っているか、
  お前は知らないのだ。
不信仰な人の成功をうらやむな。
彼らは必ず罰せられて陰府に行くものと心得よ。
命を奪う力を持つ権力者から遠ざかれ。
そうすれば、死の恐怖におののくことはない。
たとえ彼に近づいたとしても、過ちを犯すな。
さもないと、命を奪われてしまう。
お前は、仕掛けられた罠の間を通り、
町の城壁の上を歩き回っているものと知れ。
できるかぎり隣人を見極め、
知恵ある人と相談せよ。
聡明な人と語り合い、
専ら、いと高き方の律法を話題とせよ。
正しい人たちと食事を共にし、
主を畏れることを、お前の誇りとせよ。
職人は、その作品によって称賛され、
知恵ある為政者は、
  その言葉によって称賛される。
口数の多い者は、町中で忌み嫌われ、
口の軽い者は、その言葉によって憎まれる。

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