断食中で辛い時は3-5日の間です。
払っても払っても妄想妄念が湧いてきます。
おまけに「断食して何の役に立つ、馬鹿なことはやめろ!」
誰かが囁くのです。
脳に必要な養分が行き渡らないと、生理的におかしな現象が起きても不思議じゃないと、自分に言い聞かせました。
腹が減ると、確かに精神的に不安に襲われます。
ある教会の牧師が断食をしました。
後でわかったことですが、「教会の信者さんに不思議な能力を見せるために断食をしたそうです」
彼は途中で自殺しました。
断食を利己的に利用するのは大変危険です。
中には、健康維持、毒素を体から排出するための断食がありますが、必ず資格を持った健康管理の行き届いた場所でないと、取り返しがつかないことになりますから、念のため申し添えておきます。
宗教的な意味からの断食は余程の覚悟信念がないと失敗します。
言い方を換えれば神の霊との接触が、断食の根本にあります。昔の神官、僧侶、特に高僧と呼ばれた先人の断食は命賭けでした。
聖書の中にもたくさん記述があります。
不純な動機では心身を損ないます。
見方を換えれば命賭けの断食には不思議な力が働くのだとも、言えます。