学友はさまざまな人たちでした。有名大学の国文学の教授、理科学研究所の理学博士、天文学者、ただ神様のみ懐に飛び込みたい人などでした。


夜学でしたから、夜7時から12時まで。

遅れることを数回繰り返すと、即、退学処分が待ち受けていました。

また早い者勝ちで、塾長(校長)の近くの畳に正座するためには、早く場所取りをしなければなりませんでした。

時間ぎりぎりだと、硬い板の間に正座する羽目になります!

しかし、後ろのほうなら膝を崩しても先生の目に付かないからと、油断していると、「君直ぐに立ちなさい!」と、厳しく叱責されました。

先生のお名前は、

吉村騎一郎

熊本の出身、元銀行マンから宗教家になった、異色の先生でした。

イスラエルに留学し、キリストの生誕の地に触れ、旧約時代に活躍した神の人、モーゼの十戒のあのシナイ山に登り、観念的・神学的な信仰ではなく、活きた信仰、そくそくと肌身に実感できる聖霊に触れたお方でした!

ですから、知識的な聖書の解釈や講義ではなく、“教える”のではなく、「伝える!」ことに全身全霊で打ち込んで来るのでした!

受け損なうと、自身の内面が平静さを失います。

裁くのではなく、真実がいい加減な自分に、これで良いのか?と、自責の念に駆り立てられます。

暖かい学舎でしたから、密かな失敗を誰も責めず、かえって自分にも苦い経験があったと、さりげなく慰めて貰ったものです!

そんな厳しい学舎に、ホットする出来事がありました!

先生の愛犬に、いつの間にか「騎一郎⇔キイチロウ」の名前が付けられました

講義の合間に“キイチロウ”が 姿を現すと塾生が“キイチロウ”と、呼び捨てにします。

先生は 苦笑いして、学友を静かに眺めていました。

この後の講義はいつもと変わらぬ真剣で 火花が散るような(ヒトラハブート)講義でした!

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